今夜夢で会えたら。

ひとりごと

わたしが化粧をする理由

 

こんにちは、ぐりこです。

 

突然ですが

先日はじめてのキャスをさせてもらいました。

 

大好きな化粧をしながら話すのめちゃくちゃ楽しかったです。

わたしが好きなものをフォロワーさんと共有できたことが何より嬉しくて。

 

でもやる直前まで、いややってる時も心のどこかで "わたしなんかが" っておもってました。

わたしなんかが偉そうに。

わたしなんかが気取っちゃって。

わたしなんかの化粧なんか。

 

お察しの通りとにかくわたしは自分に自信がないんです。

 

だからお化粧キャスをした今だから、次も見たい、って言ってくれる人がいる今だから話しておきたくて筆を取りました。

ちゃんと化粧をする理由があること、好きになった理由があることを伝えておこうと思って。

 

 

わたしが化粧をする理由、それは違うわたしになれるから。ほんのすこし自分に自信が持てるから。

 

綺麗になりたい、とか可愛くなりたいとかじゃなく、ただ自分に自信をつけるため、というよりわたしが人前に出るときに “今日はちゃんと綺麗にお化粧できたから大丈夫” って思うため。

 

そもそも何故ここまで自信がないのか、自信が持てないのか。

 

親にはたくさん可愛がられて育ちました。長女で初孫だから母方のじいちゃんばあちゃんにも可愛がられました。ただ、父方のじいちゃんは記憶がないうちに亡くなってしまったから分からないけどばあちゃんは男尊女卑の強い人でした。

それでも十分恵まれた家庭で育ったと思います。

 

小学5年生の時に転校をしました。

この頃になるともう友達グループの出来上がってる時期。

これで今までクラスの中心にいたわたしが一気にスクールカースト下の方になりました。

小さな田舎の小学校だったから余計になかなか馴染めなかった。

 

転校に伴いより今まで習ってたスイミングスクールから別のスイミングスクールへ変わりました。その頃からもう試合とか出てたから。

これがまた厄介なとこで、家族ぐるみでやってる小さいところでしたのでここでもちゃんとした差別を受けました。

コーチからはお前はよそ者だ、全然可愛くない、と言われながら、沢山とばっちりで怒られながら結局高校卒業まで続けました。

今考えるとコンクリートの上に2時間正座させられたり、平気で平手打ちをされてたのであれは水泳教室のコーチからの体罰、いじめだったんだと思います。

 

それから学校に行ってもなかなか馴染めず、毎日スイミングスクールで虐げられる日々。

 

高校生になる頃にはもうそれはそれは立派な捻くれ者になりました。

口を開けば人を羨む、自信のない発言ばかり。

プライドだけが高くて自己評価の低いヘンテコ人間になってました。

 

そして高校の担任に言われた一言でわたしの些細なプライドが崩れました。

 

「他の人が同じことしててもあなたがしてるとムカつくんだよね。特にあなたの目が嫌い。」

 

高校生ながらあー、わたしって人に認められる人間じゃないんだな、と思ってしまった。人の前に立つべき人間じゃないんだ、こんなわたしはずっと下を向いて過ごすしかないと。

 

 

この頃はまだ化粧にはすこーし興味があるレベル。

周りの子に合わせてつけまつげ付けたりアイラインを引いてみたりはしましたけどどうしても(わたしなんかがこんなことしても笑われるだけだ)と思ってました。

 

 

高校を卒業して

やっと真面目に化粧と向き合うことになります。

化粧に関してはど素人。なぜ社会に出たら化粧をしないといけないのか、べつにわたしの顔なんてどうでもいいじゃないか、とぶつぶつ言いながら化粧をしてました。

 

学校が忙しかったのもあり化粧をすることが業務的になってたんだと思います。

 

 

それでも遊びに行く時に化粧をすることは嫌いじゃなかった。

 

だって別のわたしになれるから。

 

化粧をすることで鎧を纏ったような感覚になるのです。

これだけちゃんと着飾ったからこんなわたしでも人様の前に出ても大丈夫だ、と。

 

それでも、「化粧しても顔変わんないね」って言われるのが嫌で仕方がなかった。

なにそれ意味ないじゃん、って。

結局なんの努力もせずただ卑屈になってやろうともしてないのに、変わろうともしてないのに自分にはできない、なにやっても変わらない、って思い込んでました。

 

でもある友人が救ってくれました。

全面的にわたしを褒めてくれた。

自信がないわたしを叱ってくれた。

あなたの周りにはいつも人がいてみんなあなたのことを慕ってくれてるよね、人に愛されてて羨ましいな、見習わないとな、って言ってくれた。

 

変わらなかったのは自分が変わろうとしなかったから。

卑屈になってるのは自分だけで案外周りは気にしてないんだと。

 

その人が気付かせてくれました。

 

自信を持つにはどうしたらいいのか、変わるためにはどうしたらいいのか。

考えた結果外面から変えていこうと思いました。

まずは化粧をきちんと極めたい、そう思いました。

なぜなら、はじめて化粧したときにときめいた事を思い出したから。

こんなわたしでも変われるって思わせてくれたから。

 

徐々に化粧をすることが大好きになりました。化粧をすることが楽しいって思うようになりました。

 

沢山の化粧品を手に取って自分というキャンバスを埋めていくのが楽しかった。

 

それはもちろん根底には別の自分になれるから、というのがあります。

これは今でも変わらない。

 

でも化粧をすることで自分に自信をつけてくれるような気がして。

明るくなれるような気がして。少しでも変われたような気がして。

 

だから今回見てくれた方が、参考になった、楽しかった、って言ってくれたことがわたしの化粧を、いやわたしという存在を認めてくれた気がしてとても嬉しかった。

本当にありがとうございました。

 

 

 

 

20代後半超えてからの自虐は笑えないと聞きました。

もうすぐその20代後半へわたしも片足踏み込みます。

だからそれまでに自分に少しでも自信がつけられるように。

まだまだこれからも化粧をし続けます。

 

だって化粧をすることがだいすきだから。

 

早く自分自身を好きになれるようにこれからも努力していきます。

 

まだまだ後ろ向きな言葉が出ちゃうかもしれませんがそのときは指摘してください。

真摯に受け止めます。

 

 

 

以上ぐりこの憂鬱ブログでした。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

 

 

2020.5.10 ぐりこ